企業リスクとは
「作業中に人にケガをさせてしまった」、「施主さんの物を傷つけてしまった」、「元請さんから借りていた財物を壊してしまった」など工事中に起こってしまうこともあれば、 「病気やケガで入院してしまい仕事ができなくなった」、「取引先が倒産し債権の回収ができない」など会社を運営していくうえで様々なリスクがあり、場合によっては大きな損害を負ってしまう可能性があります。
リスクの確認
想定できるリスクだけでもたくさんあり、すべてに備えるというのは大変なことです。
ですが実際に起きてしまったあとでは大きな損害が出てしまうかもしれませんので、備えてあるのか確認してみてください。
賠償責任のリスク | 他人や他人のものに対して与えてしまった損害 (第三者に対する補償) |
事故や災害のリスク | 突発的な事故や台風などの災害による損害 (物に対する補償) |
従業員等のリスク | 従業員や下請けのケガの補償や休業損害 (人に対する補償) |
経営者のリスク | 貸し倒れや労災事故によって従業員等に訴えられた際の損害 (会社に対する補償) |
リスクに対して備える
健康保険、労災保険、雇用保険といった公的な社会保険で補えるリスクもありますが、賠償責任保険や建設工事保険といった民間の保険でなければ補償できないものもがあります。
リスクの分類 | 補償の種類 |
---|---|
賠償責任 | 作業中に他人や他人の物に対して損害を与えてしまった → 請負賠償責任保険で補償 |
工事が終了後に不備や欠陥が見つかり、それによって損害を与えてしまった → 生産物賠償責任保険で補償 |
|
人の補償 | 労災保険で足りない分を上乗せしたい、下請けも補償したい → 傷害保険で補償 |
ケガや病気でしばらく働けなくなり、収入が減った → 所得補償保険で補償 |
|
物の補償 | 台風で工事中の物件に損害があった、現場のものが盗難にあった → 建設工事保険で補償 |
会社の補償 | 取引先が倒産してしまい、債権が回収できない → 取引信用保険で補償 |
労災事故により従業員や遺族から損害賠償を請求された → 使用者賠償責任特約で補償 |
この他にも考えられるリスクがありますので、気になる方はご相談ください。
組合で過去に起きた事故
事故1 | 街路灯の電球交換作業中に街路灯が折れて転倒してしまい、死亡した。死亡保険金がおりた。 |
事故2 | 重機の操作ミスにより隣接する壁を壊してしまった。損害額174万円。 |
事故3 | 引き渡しの1ヶ月後に水漏れが見つかり、あたりの床が腐食していた。損害額23万円。 |
組合のおすすめ
組合では第三者賠償補償、工事補償、傷害補償の3つの補償を選べる
「全中連トータルサポートプラン」をお勧めしています。
その補償の中で、1番加入要望の多いのが第三者賠償責任保険です。
団体契約のため保険料は割安ですので現在他で加入している方も比較してみてください。
下の表は年間保険料で、保険金額1億円のプランです。
年間完成工事高 | 保険料 |
---|---|
~500万円 | 6,220円 |
~1000万円 | 12,450円 |
~1500万円 | 18,670円 |
~2000万円 | 24,890円 |
~2500万円 | 28,990円 |
~5000万円 | 54,760円 |
~7500万円 | 75,230円 |
~1億円 | 95,690円 |
※ 別途制度運営費として5,000円がかかります。